六価クロム溶出試験、タンクリーチング試験業務
ペレット、RPF、RDFの品質基準試験業務
大量生産・大量消費型の社会から持続可能な循環型社会への移行が世界的に求められています。
その実現に向けて、当組合では日々発生する廃棄物の対策としてセメントを含有成分とする固化材を使用した改良土や、廃棄物からつくる固形燃料の品質試験を行っています。
セメント及びセメント系固化材を使用した改良土は、条件によっては六価クロムが土壌環境基準を超える濃度で溶出するおそれがあるため、基準以下であることの確認が必要です。
廃棄物固形燃料には、廃棄物からRDF(可燃性の一般廃棄物を主原料とする固形燃料)やRPF(産業廃棄物として分別収集された古紙及びプラスチックを主原料とする固形燃料)などがありますが、製品には発熱量や塩素含有量など、性状確認が必要です。
また、ペレット等に関しては再商品化製品品質基準項目(塩素分、主成分、水分)の他、発熱量や他の元素項目の試験も対応可能です。
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- 試験対象
- セメント及びセメント系固化材を使用した地盤改良土、RPF、RDF
法令・検査基準根拠
特殊肥料、汚泥肥料の分析
日本の農業ではし尿を肥料にしていた過去がありましたが、化学肥料の普及の影響を受けてし尿を肥料とした利用は減少していきました。
しかし近年、肥料原料価格の高騰により、植物に有益な窒素、リン酸などの栄養分を豊富に含む下水処理場等から回収した汚泥が肥料原料として注目されています。
これを受け農林水産省では、汚泥肥料は排水に含まれていた重金属が濃縮される恐れがあることから、汚泥肥料中の有害重金属の基準を設定し、 これを超える濃度の有害重金属を含む製品の生産・販売を規制するとともに、肥料の製造者がこれらの基準に従って適切に管理することを義務付けています。
尚、昭和25年に制定された「肥料取締法」は令和2年12月より「肥料の品質の確保等に関する法律」と題名が改められ、産業副産物の肥料利用の拡大に向けて原料管理制度が新たに導入される他、保証票への表示基準が整備されるなど大きな見直しとなりました。
- 分析対象
- 下水汚泥肥料、し尿汚泥肥料
法令・検査基準根拠
水道用薬品の性能検査
日本では水道水は安全で飲めて当たり前ですが、世界では水道水が飲める国は15カ国ぐらいだと言われています。
水道水の原水となるのは地下水や川の水ですが、豊かな水に恵まれた日本であっても、やはりそのまま飲めるわけではありません。
そこで浄水場では飲み水として水道法で定められた基準値を満たすまで、様々な薬剤を使って有害物質を取り除いた後、各家庭に配水しています。
一般的に浄水場で使われる薬品を大きく分けると、①水処理薬剤、②消毒剤、③水質検査用薬剤に大別できます。
当組合では、これら浄水場で使用する添加薬品類の品質評価試験を行なっています。
※試験のご依頼にあたっては注入率の指定をお願いします。
- 評価試験対象
- 水処理薬剤、消毒剤、水質検査用薬剤