建材中のアスベスト
含有率分析業務
アスベスト(石綿)は、肉眼では見ることができない極めて細い繊維で、飛散すると空気中に浮遊しやすく、吸入されてヒトの肺胞に沈着しやすい性質があります。
当組合では法令に基づき、アスベストが対象試料の重量あたり0.1%を超えて含有するか否かを調べる定性分析と、含有と判定された場合にその重量比を調べる定量分析を、エックス線回折装置と位相差分散顕微鏡を用いて分析しています 。
※市町村によってはアスベスト調査に補助金制度を設けている場合がありますので、お問い合わせ下さい。
- 分析対象
- 解体、改修を行う建築物・工作物の建材、吹付材等
法令・検査基準根拠
空気中の浮遊繊維
数測定業務
発がん性が認められたアスベスト(石綿)は、1975年から段階的に使用の規制措置がとられ、2006年には含有率0.1%を超えるアスベスト製品の製造、使用等が禁止になりました。
しかしながら、1955〜1980年頃に建てられた建築物には大量のアスベストが使用されており、老朽化に伴う解体が2025〜2035年にそのピークを迎えると予想されています。
当組合ではこの状況を受け、大気中、室内中、解体工事における作業現場の環境中の粉じん中石綿繊維の測定を行なっています。
尚、解体工事における粉じん測定では当組合の休日でも対応しています。
- 分析対象
- アスベストが使用されている建築物室内、解体、改修を行う建築物や工作物の室内及びその作業現場周辺環境等